広島カープという球団は、全国的に無名の若い選手を二軍で鍛え上げて、タイトルを取るようなプレイヤーに育てる能力に長けています。
もちろん、十二球団随一といわれる練習量の豊富さに加え、熱心な指導スタッフに因るところが大きいのですが、それ以上に、環境面のことを指摘しておかなければなりません。
つまり、本拠地である広島という街の規模が小さいこと。
100万都市とはいえ、それは周辺人口をかき集めてのもの。
首都圏と比べると、20分の1、いやそれよりもっと大きな差があるでしょう。
なので、試合が終わった後に、飲んでいると、ファンに怒られます。
有名人ですからね、ほとんどの市民に顔を知られている。
これは、野球に専念するのに適しています。
遊び呆けてなんかいられない。
こういうところ、実はジャイアンツとは、大きな差になっているのです。
ところが、そんな禁欲的なチームにも弱点があります。
それは、遠征です。
特に、福岡と札幌。
羽が伸びるんだなぁ。
<過去4年敵地における戦績>
対ソフトバンク 対日本ハム
2011年 △4-4 ●0-9 ●0-1 ●0-1
2012年 ●1-9 ●3-6 ○12-3 ●1-2
2013年 ●2-10 ●1-10 ●1-5 ●2-3
2014年 ●3-6 ●1-2 ●2-10 ●2-6
投手も悪いけど、打者は全然打てなくなります。
早く終わらせて、飲みに行こうって感じ。
まぁ、仕方ありませんね。
田舎の高校生が修学旅行ではしゃいでるってことで。
で、今年はそういうの終わりましたから。修学旅行。
ここから再び快進撃が始まるというのが、ベテランカープウォッチャーの見立てです。
それにしても、勝ってると楽しいねぇ。