都会のネズミと田舎のネズミ

読書ネタ、スポーツネタ、お笑いネタ、時事ネタを拾いながら、笑いの方向へと導きます。3打数1安打を目指しています。ハズレよりもアタリを読んでください。

限界集落

65歳以上の高齢者が人口の50%を超えた場合、その地域を限界集落と呼ぶんだそうです。
集落どころか自治体でこれを達成したところも50以上もあり、あちこちを切り取って見れば、日本全体で1,000箇所ぐらいにはなっているでしょう。
そのほとんどは、農業で生計を立てているハズで、高齢ゆえに生産性が低く、低収入である・交通の利便性が悪い・あらゆる小売のお店がない・医療施設が不足・教育のハンディなど、問題が山積。
行政の側からは、経費効率を考えて、切り捨てたい意図が見え見えの状況にあります。

だからと言って、悪いことばかりではありません。
田畑があるってことは、仕事があるってこと。
毎日、身体を動かしているので、ある意味、健康的なのです。
水や空気はきれいだし、食卓に並ぶ野菜は新鮮。
夜更かしの概念がなく、早寝早起きが習慣となっているライフスタイルは、食についての正しい知識さえあれば、病院の世話にならない生活も可能です(現実には、捨てるのがもったいないと、漬物にして食べ過ぎるから、多くの農家は高血圧に支配される。残念!)。

高齢者が多い集落は、団結力を強めます。
向こう三軒両隣りが、お互いを注意深く見守りながら、助け合って生きていきます。
これが、過剰介入となることも。
このバランスのとり方は、なかなか難しいもので、リーダー的な役回りの人の才覚次第で、よくも悪くもなるのです。


先週から、NHKの土曜ドラマ限界集落株式会社』が始まりました。
限界集落と言いながら、結構若い人がいるし、何より美人とイケメン揃いなのが現実離れですが、田舎が抱えるさまざまな問題点を浮き彫りにしており、今後の展開に期待が持てるものでした。
次回以降、農協的なものに対するアンチテーゼみたいなものが、突き出されるのでありましょう。

うーん。

これが、反原発のドラマだったら、企画段階でボツだけど、農協改革に繋がるならば、待ったがかからないというのは、テレビ局に安倍さんの息がかかってるんだなぁ、やっぱり。