都会のネズミと田舎のネズミ

読書ネタ、スポーツネタ、お笑いネタ、時事ネタを拾いながら、笑いの方向へと導きます。3打数1安打を目指しています。ハズレよりもアタリを読んでください。

参政の反対なのだ!

堺雅人主演の『リーガル・ハイ』は、コメディタッチの弁護士ドラマで、必ずしも正義の味方でないところに、いっそうのリアリティを感じさせます。
それは、まるで木村拓哉主演の『HERO』をあざ笑うかのようでありまして、「そんなヤツはいないだろう」よりも「そういう人っているよね」と思わせるところが、脚本家のあざとさなのであります。

シリーズの中で、世界遺産(番組では世界財産)の候補となった村が、その方向性をめぐって村民が対立し、住民投票で決着をつけようとするストーリーがありました。
それは、昔ながらの自給自足で不便な生活を提唱するグループと都会的なライフスタイルに憧れるグループの世代間闘争でもあり、老人たちが頑張るほどに、若者が離れていくという実は田舎によくある図式です。
そして、投票の結果、一票差で老人たちの勝利…と思いきや、都会に出ていた若者たちの住民票を移させて、反対派の逆転勝利。
「そんなわけはないだろう!」と思ったんだけど…


沖縄県与那国島で、陸上自衛隊の配備について賛否を問う住民投票が、週末の日曜日に行われます。
この島は、日本の最西端に位置しており、尖閣問題を抱えている中で、わが国の国防上、大きな意味を持つものであると言われています。
何せ、中国の船が目視できる人口1,500人のこの島には警察官が二人しかおらず、拳銃二丁で守られている国境の島と揶揄されてもいます。
過去2回の町長選では、陸上自衛隊を誘致した現町長が連勝しており、同じ問題が蒸し返される事態は極めて異様であり、しかも野党側は、中学生や永住外国人にも投票資格を与えるという前代未聞の荒業を仕掛けてきました。
サヨクの陣営は、教師が子供を洗脳できると考えているのでしょうか?
防衛うんぬんよりも、こういう過疎の島にとって、150人規模の若い自衛隊員やその家族がやって来ることが、どれほどの意味を持つかは簡単に分かりそうなものなんだけれど。
それに、この異常事態を大手マスコミが、さほど騒いでいないのも不思議です。
埼玉県の学校のクーラー設置みたいなどうでもいい問題は、しっかり報道したのにねぇ??