都会のネズミと田舎のネズミ

時事ネタを拾いながら、笑いの方向へと導きます。3打数1安打を目指しています。

氏より育ち

本日は、だいぶ前に連載していたメールマガジンの『モテモテ電話術』より。
このメルマガは、読者数が1,000人近くあり、5年にわたって毎週のように発行しておりました。
その内容を二冊の小冊子にまとめておりますが、今回はそこに載らなかったものからお届けします。

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知り合いの女性で、小学校から学習院に通っていたというお嬢さんがいました。
彼女は物腰がやわらかく、いつもニコニコ、みんなに好かれておりました。
子供を私立の小学校へ通わせるのは、お金が余分にかかりますし、何より電車通学の問題があるため、
親の覚悟が必要となります。
多くの場合は、「こんな子供に育てたい」との思いから、そこの校風に託しているのでしょう。
学習院といえば、皇族を始め、やはり家柄のいい方々が通っている学校…そんなイメージです。
したがって、子供たちもお行儀がよく、上品なことば遣い。
環境って大事ですよね。
そのお嬢さんは、家庭では母親からこんな風に呼ばれておりました。
   「ゆう子さん」 
エッ、そうなんだ?
母親が自分の子供にまで“さん”を付けているならば、言葉遣いが悪くなろうハズはありません。
私の母親は、いつもイライラしたような感じで「ケ~ン」とバッサリ、大きな声で呼ぶ。
家は狭いのに。
やはり、環境というものは、人格形成に大きく影響するのであります。

そういう意味で、途中から学習院小学校へ編入した総理大臣のべらんめぇ口調が不思議でなりません。
学力はともかくも、こういう部分をきっちり躾けているのが、あの学校の最大の魅力だと思われるから
です。
アイデンティティということなんでしょうか?
なんとなく、先生のいうことを聞かない、常にアウトロー的な存在であったような気がします。

最近、高校生のアルバイトと接することが多く、これがまたいろいろで新しい発見が続いております。
職種にもよるのでしょうが、多くの場合、仕事を進めていく上での能力は、学力よりも育ちが影響して
いるのだと分かってきました。
返事をするとか挨拶ができるというのはもちろんのこと、決まりを守るとか言われなくてもやるとか
そういうのは生活習慣なんですね。

そして、ことば遣い。
って言うか、ことばの選び方。
いい仕事をする人は、ポジティブなことばを持っています。
持っていることばそのものが、その人の考え方でもあるわけです。
だから、ポジティブなことばを増やすには、ポジティブな考え方をする人に近づいていくこと。
これ、とっても深イイ話なのです。
20081215日)