都会のネズミと田舎のネズミ

時事ネタを拾いながら、笑いの方向へと導きます。3打数1安打を目指しています。

天空の蜂

今年の日本アカデミー賞の最優秀主演男優賞には、嵐のニ宮和也氏が選ばれました。
V6の岡田准一氏に続くジャニーズタレント受賞であり、歌謡界だけでなく、映画界までもがジャニーズ依存に陥っているこの状況には、ちょっとビックリです。
直後に行われた受賞スピーチでは、作品に関わった共演者やスタッフに対する謝辞がひとこともなく、所属事務所の社長や副社長に対してお礼を述べるという暴挙に出ました。
この図式は、SMAPが自身の番組内で謝罪した公開処刑を思い出させ、芸能界とりわけジャニーズの暗黒部分をまじまじと見せられた気分です。

私が注目していたのは、昨年たった三本しか観ていないうちの一つ『天空の蜂』でありました。
東野圭吾原作の小説は1995年のことでしたが、そのスケールがあまりに大きいため、映画化が難しいのではと思われていたところ、自衛隊の全面協力を取り付け、上映にこぎつけたのです。
ストーリーは、テロリストが軍用の巨大ヘリコプターを奪い取り、遠隔操縦によって原子力発電所の上空へホバリングさせて、「現在稼動中や建設中の原発の発電タービンを全て破壊せよ」と政府を脅迫する。これに背けば、ヘリを原発の上に落下させるというものでした。
うーん。
これって、ヤバくない?
つまり、テロリストがどんどん増殖していくと、格好のターゲットとなるのが原発ってこと。
安倍さんからすれば、こんな映画、絶対に認めたくありません。多分、自衛隊の幹部は怒られたでしょうね。
だから、封切後もメディアが報道することは、ほとんどありませんでしたし、そういう気分を察してか、アカデミー賞の候補にすら、名前が載らなかったのです。
でも…

世界中に閉塞感が漂うなかで、原子力発電所がテロリストの標的となるのは、時間の問題のような気がしています。
"If it can happen, it will happen."「起こる可能性のあることは、いつか実際に起こる」(マーフィーの法則