上位打線が固定されていることで、初回の得点力が上がります。
《イニング別得点》
1回 2回 3回 4回 5回 6回 7回 8回 9回 延長
広島 52 46 45 46 65 57 35 37 22 16
ヤクルト 49 37 44 43 34 36 61 35 41 8
中日 40 34 36 30 27 51 52 33 24 7
横浜 36 38 27 47 30 44 39 35 27 3
阪神 30 29 38 48 34 26 29 26 33 3
巨人 35 36 26 29 31 46 29 27 14 10
(前半戦終了時)
先発投手の安定感は、リーグ屈指なので、序盤から優位に進めることができるわけです。 しかしながら、特筆すべきは5回に上げた65点という得点力。
5回といえば、先発投手が勝ち投手を意識するけじめのイニングです。
攻撃側からすれば、打順三巡目を迎え、チームとしての相手投手攻略の方針が固まるところ。 そういうときに、断トツの得点力があるあたり、ベンチワークの確かさを感じざるを得ません。
しかも、カープ投手陣の5回の失点は、わずか18点の少なさです。
つまり、5回終了時にリードを築き上げ、終盤戦のゲームプランの絵が描けるというのが今季のカープ野球なのです。
ベンチがばたばたしているように見えないのは、そんな背景があるからであります。