都会のネズミと田舎のネズミ

読書ネタ、スポーツネタ、お笑いネタ、時事ネタを拾いながら、笑いの方向へと導きます。3打数1安打を目指しています。ハズレよりもアタリを読んでください。

兄弟姉妹人間学②

書店に行くと、血液型の棚に続いて、『兄弟の社会学』(畑田国男著・講談社)が並んでいました。
同氏は、兄弟関係を「第一子」「中間子」「末っ子」「一人っ子」と大きく四つに分類し、それぞれの特徴をまとめているのです。それによると、

「第一子」は夫婦にとって、初めての子供なので、すべてにわたって初体験となるため、マニュアルどおりに大切に育てられる。期待も大きく、教育にもお金をかけられやすい。それを受けて、本人は極めてオーソドックスに。真面目で責任感が強くなるという傾向にある。

「中間子」は、生まれたときは「末っ子」なので、それなりにちやほやされる。しかしながら、さらに下の子が生まれることで、急に扱いが変わり、放っておかれることが多くなる。そこで、社会を知る。結果、バランス人間となる。

「末っ子」は、両親や祖父母が経験を積むことで、「第一子」のような丁寧な育て方はされない。ちょっと風邪を引いたからと言ってもすぐに病院へ連れて行くようなこともしない。その結果、抵抗力が身に付く。兄と弟の場合、将来についても過度に期待されることなく、好きにやらせようという風潮が強くなる。だから、プレッシャーに強い。なお、母親は立場が弱いというところを受けて、特に可愛がる傾向にある。

「一人っ子」は、小さいころから兄弟で分け合うということがなく、すべてが自分のものとなってきた。したがって、お菓子を奪い合うとかチャンネルの争奪というような経験がないままに育っていき、競争するということに後れをとってしまう。よくいえば、お人よしが多い。

などなど。

なるほどねぇ。(つづく)