都会のネズミと田舎のネズミ

読書ネタ、スポーツネタ、お笑いネタ、時事ネタを拾いながら、笑いの方向へと導きます。3打数1安打を目指しています。ハズレよりもアタリを読んでください。

ADHD

知り合いに発達障がいの青年がいます。
高校卒業後、中堅どころの印刷会社に就職しましたが、何か落ち着かない。
機械音に悩まされ、ひとつの作業に集中できず、ミスが多発するということが続きました。
そうなると、今度は気持ちまでが沈みこみ、どんどんマイナス方向へ進んでいきます。
挙げ句に、出社できないようになって、ようやくそれが病気だと分かったんだそうです。
それが、入社後10か月め。

メンタルの不調は、最近どんどん増えていると聞いています。
この季節、五月病なんて、ことばもありますね。
学生であれば、イヤなことやキラいなものから目をそむけていられますが、職場となれば、そうはいかない。
診断こそ受けていないものの、実は、心に病を抱えている人は、もっとたくさんいるように思います。

発達障がいには①自閉症アスペルガー症候群③注意欠陥障がい(ADHD)④学習障がい の4種類があるそうです。私の知人は、③の注意欠陥障がい。これにもいろんな種類がありますが、彼の場合は、重低音のような耳から入ってくる情報にペースを乱されるようで、集中力が著しく阻害されるんだとか。そんな人、いっぱいいるよと言うと、笑いながら「そんなレベルじゃない」と。今は、薬でコントロールし、施設での2年にわたるリハビリの成果で、普通にしていられると言います。

こうしたことを周囲の人は、理解していることが大切です。
つまり、この人は、大きい音(特に重低音)が苦手で、一度にたくさんの指示を出すと、混乱してしまう、というような感じ。ちょっと、変わっているかもなぁと。
  
Wikiペディアには、ADHDの有名人として、エジソンケネディピカソモーツァルトスティーブ・ジョブズ坂本龍馬黒柳徹子なんて名前がありました。なんか、スゴい。

人は誰でも得意があって、苦手があります。
苦手はないほうがいいけれど、あるのが現実。
そういう個性を知った上で、それぞれの個性を引き上げていくのが、マネジメントのちからです。
  「美点凝視」
なかなかできないけれど、そういう態度でありたいものです。