都会のネズミと田舎のネズミ

読書ネタ、スポーツネタ、お笑いネタ、時事ネタを拾いながら、笑いの方向へと導きます。3打数1安打を目指しています。ハズレよりもアタリを読んでください。

人を育てる

仕事をしていると、自分の知識のなさから行き詰ることがあります。
社内の人間関係で、もやもやすることも。
そんなときの解決策として、社外セミナーがあります。
値段はピンキリですが、自治体が絡んでいたりすると、タダ同然のようなものもあったりします。
多くの会社では、そうしたものに積極的にチャレンジするよう社員に勧めています。
しかしながら、ほとんどの場合、社員はこれに反応しません。
 
何故でしょう?
 
それは、やらされている感が強いからです。
「今、やろうと思ってたのになぁ」というCMがありましたが、そんな感じ。
その研修を探したのは、自分ではないからです。
 
日本ハムというチームは、12球団の中でも独自の路線を歩み、唯一三軍にあたる育成選手を抱えていません。
その投資が、経費効率に見合わないという判断と、自前の育成システムに自信があるからです。
 
このチームの二軍では、その昔、コーチの仕事は「怒る」「教える」「やらせる」でした。
しかし、そのやり方では、選手を委縮させるばかりで、自主性が育っていきません。
コーチがやっていたことは、私はこんなに頑張っていますよという上司(監督)へのアピールだったのです。
そこで、「怒る」のをやめ「励ます」、「教える」をやめて「質問させる」、「やらせる」のをやめて「自分から行動する」ように仕向けました。
この手法は、すべてにあてはまるように思います。
 
与えすぎるのは、よくないんだよなぁ。