広島のビルメン協会のそばに、『R』というファミリーレストランの全国チェーン店があります。
ファミレスといっても『R』は価格帯がワンランク上で、カレーフェアが有名だといえば、おわかりかもしれません。
今日は協会でセミナーがあり、1時間前に到着したので昼食をと『R』へ。
なるほど、ランチの値段は一流でありました。
マハラジャ・チキンカレー 1,166円
カレーに目がない私は、迷わずこれをチョイス。
そこへ満面に笑みをたたえたウエイトレスさんが登場。
表情はもちろん、所作が美しく優雅でホテルで受けるサービスのようです。
カレーの単品で終わらせるつもりが、思わずセットメニュー追加に変わりました。
夏の前菜・ドリンクセットは、コールスロー・ビシソワーズ・ドリンクバーで518円です。
ハハハ、また、やってしまいました。一人ぼっちの昼飯で1,684円。
私は、飲食店をやっていたせいか、お店の従業員の一挙一動を見逃しません。
他のアルバイトとは、全く違う動きで、厨房に引き込むたびに、フロアに軽く一礼する姿を見て、なるほど、この人は社員なんだと思うに至ります。
隣のテーブルを片付けにやってきたときに、そっと質問を。
「おねえさんは、アルバイトですか?」
「ハイ、ほかのみんなと一緒です」
「いや、さっきから見てるんだけど、ほかの人と違う動きをしていたから」
「えっ、それはいい意味ですか?」
「もちろん、いい意味です」
「ありがとうございます」
本当は、もっと聞きたかったんだけど、ストーカーだと思われても困るので、ここで止めました。
『R』の戦略として、客単価を上げるにも、いきなり518円はハードルが高いので、ニコニコマナー作戦かと思いましたが、徹底されているわけじゃないので、これは違います。
バイト代が普通よりも高いかと調べてみたものの、これもほとんど一般相場と変わりません。
つまり、全く個人の資質によるもの。
サービスの在り方は、人によって、こうも変わるものなんですねぇ。
いえ、勉強になりました。