都会のネズミと田舎のネズミ

読書ネタ、スポーツネタ、お笑いネタ、時事ネタを拾いながら、笑いの方向へと導きます。3打数1安打を目指しています。ハズレよりもアタリを読んでください。

コールドゲーム

ただでさえ寒い中、夜だし、雨が降るもんだから、そりゃぁもう身体に悪いクライマックス最終シリーズ第一戦でした。
週間天気予報によれば、ずっとこんな感じだそうで、週末には台風まで呼び込んでくる始末。
シャンパンファイトは、熱燗にしましょうなんて言い出すんじゃないかと心配しております。

さて、今シリーズのみどころは、重馬場のグラウンドがどう影響するかと、8番に投手を入れて常識に挑戦するラミレス采配がどうかというところにありました。
昨夜の試合、前日の余韻があったのでしょう、初回に出塁した梶谷を動かそうとして、まず失敗します。
雨模様の中、先に点を取ると、有利に進めることができると考えたのでしょうが、いかにリーグ随一の俊足といえど、足場のゆるい状況下、さらにはバッター筒香というところでの仕掛けは、もったいなかったように思いました。
セーフだったら、違うことを書いていたかもしれませんけどね。

その後、石田投手は4回までノーヒットピッチング。
ところが、打線も三者凡退が続き、少しずつイライラが増していきます。
そんな中、円陣を組んだカープ打線がバティスタの四球と新井の初安打でチャンスを広げ、西川がきっちりバント。
緒方監督は、去年の日本シリーズ以降、節目となるような試合では、手堅くいくと決めているようです。
さて、問題はここ。
ベイスターズは、8番の会澤を敬遠します。

ここでの満塁策は、終盤戦であれば、あるかもしれないけど、1アウトですからね。
大量点に繋がることを考えれば、会澤勝負のほうが、理にかなっています。
会澤と田中の比較ですが、田中は打率.290にも関わらず、出塁率1位、つまり四死球が多い、リーグ一のイヤらしいバッターなので。
このあたり、バッテリーと首脳陣に温度差があったかもしれません。
これも結果論ですが、そういう軋みから、「ベンチがアホやから」的な不満分子が出てくるものなのです。
本当は、監督は選手の起用を決めたら、何もしないほうがいい。
長年、野球を見続けてくると、そう思うようになります。
野村克也監督は、すべて正しいわけじゃないと。

カープベイスターズの間には、大きな差があるように思います。
選手もだけど、スタッフもそう。


ところで、コールドゲームって、審判が中止を宣告した「called」って意味だそうです。
寒いから止めただと思ってました。