いまだに何故、刑務所に入っていたのかがよく分からないホリエモンですが、出所後は、前職を顧みず、新しい姿に変身して、活躍しています。
メンタリストのDaiGoと真剣にババ抜きをやっていた姿は、ほほえましくもあり、また、ガクトと組んだ格付けチェックで盆栽の問題が出たときに、品物自体の見定めよりも、タイトルが雲竜となっていることから推理したところなど、脳の働きがひと味もふた味も違うところを見せ、私の中では拍手喝采でありました。
本業として、ロケット開発を行っているところがまた、面白い。
働いているのか遊んでいるのかが分からないっていうのが、理想の働き方改革であり、平成の大橋巨泉なのであります。
彼の最新刊は、『グルメ多動力』(ぴあ株式会社)。外食専門の彼が、思うところをそのまま書いており、全く気負うことなく、普段着の作文がお金になるのだから、たいしたものですね。うらやましい。
この中で、いくつか心に残ったメッセージがあります。
・今はベトナムやカンボジアから人が来ているが、彼らの経済発展が続くと、間もなく誰も来なくな
る。だから、機械化や自動化は、当然に考えておかねばならない。
・オーガニックやヘルシーはファッションみたいなもの。富裕層はこれを相当気にかけている。
・コンビニの隣にホテルを作れば、レストランがなくてもいい。
・ロジカルクッキングを提唱して、無人化を進めるのは、当然の流れである。
・ライザップの採用基準で一番大切なのは、人を不快にさせないこと。コミュニケーション能力は、
機械に負けない人間の特性であると知れ。
・SNSを有効利用すれば、その日の朝「ランチタイムにカレー祭りをやります」が成立する。
・料理人は、週休二日を確保し、他店をリサーチすべきである。
・事業者がひとつの施設を持って運営する必要はない。田舎の村が一致団結して、ホテル(のような
もの)を作り上げるってのも、アリである。
なるほど、勉強になるねぇ。