子供のころ、”バターココナッツ”というお菓子がありました。
これが革命的においしかった。
ただし、3枚以上食べると、なぜか頭が痛くなってくるという代物で、注意して食べるお菓子だと記憶しています。
これにお墨付きを与えていたのが、どことかの金メダルを三年連続受賞したといううたい文句で、東京五輪後のことでもあり、金メダルを無条件に受け入れておりました。なんか、スゴいらしいと。
このころ、確か森永だったと思いますが、ビスケットのCMで、家庭訪問した先生が、どうぞとビスケットを出され、思わず「これ、牛乳と一緒に食べるとおいしいんですよね」と言ってしまい、赤面するというのがありました。
そう、牛乳と一緒だと、よりおいしく食べられる。
ブルボンが押し寄せる前、クッキーは遠い存在であり、ビスケットが席巻していた時代の話です。
先日、ベトナム人の実習生から、いつもお世話になりますと、お菓子を持ってきました。
その名は『ホア・アン』。
北ベトナムでは、圧倒的な存在感で、何年も連続してメダルを取っているんだそうです。
原料は緑豆だそうで、日本の『五家宝』(ごかぼう)に似た感じ。
ちょっとクセになりそうなお味でありました。