都会のネズミと田舎のネズミ

時事ネタを拾いながら、笑いの方向へと導きます。3打数1安打を目指しています。

素直ということ

「ウチに来る健康飲料の販売担当者、変わったろ?」
   「あぁ、前の人、おめでたなんだって」
「新しい人、多分、長続きしないね」
   「どうして?」
「暗いんだもん、笑顔がないから。あれじゃ、売れない」
   「なるほど。あそこの会社は、販売技術の教育、やってないんじゃない?個人の資質に任せているような気
   がする。確か、それぞれが個人事業主だと言ってたような…」」
「ひとつには。商品に自信があるからだな、きっと。誰がやっても売れると思っている」
   「だけど、ちょっとしたことで、2~3割は違ってくるんじゃないかな。前の担当者はやっていたのに、今度の人
   がやっていないことがある」
「人がいないんだろうね、そういうの教える人が。余裕がないというか」
   「いやぁ、もったいない。だって、2~3割、売り上げが上がるんだよ」
「セールスとマーケティングの違いとも言えるんだ。営業力を身につけるのは、大変なことだけど、興味のある人に価値があるものを紹介するという行為は楽しい。前者がセールス。後者がマーケティングだな」
   「つまり、あの会社には、セールスがあっても、マーケティングがないと」
「あらゆる営業は、情報を集めることが大事なんだよ。この会社の社員は、何時ごろに出かけていくのか、とか、何曜日に会議が行われるのか、とか、個人レベルでいえば、Aさんはダイエットに関心がある、Bさんは尿酸値が高い、などなど」
   「そうか、だから、ウチの社長がよく言うお客様と仲良くするってことに繋がるんだね」
「うん、営業で大事なのは情報力。そのために、仲良くなるってことさ」
   「確かにね。全く知らない人と仲良くなるのは難しいけど、扉が開いているならば、誰だってできるよなぁ」 「もうひとつ、大切なことがある」
   「えっ、聞きたいねぇ」
「そういう話を聞く側の態度として、素直な気持ちが必要なんだ」
   「素直かぁ。自己啓発の本を読んでいると、ちょくちょく出てくるよねぇ、そのことば」
「素直ということがスピードにつながる。実は、優秀な経営者は、他社の事例でいいと思ったことをすぐに取り入れている。マネだね。マネすることができるのが素直さなんだ」
   「こういう話を聞いて、でもね、とか、だけど、なんて思うようじゃ、なかなかだなぁ」
「うーん、そうだねぇ」