都会のネズミと田舎のネズミ

時事ネタを拾いながら、笑いの方向へと導きます。3打数1安打を目指しています。

スタットキャスト

大リーグでは、新人選手を発掘するスカウトが、大量に失職しているそうです。
それは、スタットキャストというシステムが導入されたため。
今どきは、ひと昔前にはやったスピードガンなんて使わず、選手のプレーは、このスタットキャストが分析してくれるといいます。

このシステムは、もともとは軍事技術の追尾レーダーの仕組みを応用したもの。
グラウンド上の選手とボールの位置や方向・速度などを計測し、そのデータを記録・分析・数値化する。
その結果、球速はもちろんのこと、ボールの回転数、打球の速度・方向・距離、走塁においては、リードの距離・スタートの速度、守備においては、獲ってから投げるまでのスピード・打球に反応する時間など、瞬時にわかるわけです。
最近、昔の王シフトみたいな、極端な守備体系が敷かれますが、それもこのシステムの影響。
一二塁間に三人が守っていたりするもんだから、ゴロのヒットが打てなくなって、フライボール革命に繋がります。
そのビュンビュン振り回す状況が面白くないと、イチローが引退会見で言ってました。

こうした傾向は、プロの将棋指しが人工知能に敗れたのと似たところがあり、なんだかなぁです。
AIの将棋システムを開発した人の将棋の実力は、相当低かったようですが、スタットキャストを分析するスタッフも、野球経験とは全く無縁らしい。
これは、困った問題です。
つまり、引退した選手の受け皿がまた一つ減ったということ。
機械に支配される世の中は、イヤな感じなのであります。