外敵から国を護る仕事としては、警察と自衛隊が挙げられます。
警察の中には、公安という存在があって、テロ対策、そして組織の規律を守るために目を光らせます。
これらを統括するのが、内閣総理大臣。
その懐刀としての官房長官。
作品には、ドラッグネットと呼ばれる日本中の通信情報を捕捉するシステムが登場し、これにAIが絡むことで、一度見つかってしまうとどこにも逃げられない、プライバシーなど存在しないという仕組みを紹介しています。
本当にそんなものがあるかどうかは、分かりませんが、理論上は可能です。
犯罪を防ぐことは難しいとしても、犯人逮捕なんて簡単だと思わせるような内容でありました。
また、その中をかいくぐる主人公というのも魅力的で、手に汗握るアクション巨編と言っていいでしょう。
相場氏は、『震える牛』でも紹介しましたが、今一番の注目株です。