都会のネズミと田舎のネズミ

読書ネタ、スポーツネタ、お笑いネタ、時事ネタを拾いながら、笑いの方向へと導きます。3打数1安打を目指しています。ハズレよりもアタリを読んでください。

失敗はセイコーのもと

「放っておくと絶滅しそうなスポーツを四年に一度集めて行うオリンピックは、ワシントン条約みたいなものである」とは、敬愛する野田秀樹氏のことばです。美容室の洗髪さながら仰向けになってソリに乗るリュージュなんて、競技人口は20人程度だそうで、ここの全国大会はほとんど顔見知りの町内運動会みたいなものなんだろうなと想像いたします。

冬季五輪は、もともとメニューが少ないので、できるだけ派手にやるため種目をどんどん増やしていったのではないでしょうか。カーリングに続けとばかり、全日本雪合戦連盟(?)に気合いが入っているのが目に浮かびます。

そんな中での発見は、『オリンピックはセイコーとオメガがなかったら成り立たない』ということ。ほとんどの競技では、選手の姿よりもタイムのほうが気になり、テレビ観戦というより、時間監視といった感じです。デジタルでよかった。

『追い抜く』という概念が希薄なので、誰が誰より早いというのが、時間の経過の中で初めて分かります。時計、ホントに合っているんでしょうかねぇ?

日本人が最初のうちにそこそこの記録を出すと、後はひたすら祈祷師のようになってライバルの失敗に期待をかける。「落ちろ、落ちろ」とばかり……実に暗い、大学入試シーズンの過ごし方でありませんか。

冬のスポーツは、相手チームをヤジっているような、そんな気分にさせられるのであります。


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