テレビ東京という放送局は、社風なんでしょう。新しい企画がどんどん取り入れられて、低予算でも魅力的な番組を次々に産み出しています。
その一つが『池の水ぜんぶ抜く大作戦』です。
手付かずに放置されて、土砂やゴミが堆積していた全国各地にある池の水を抜きつつ、在来生物を保護するとともに、そこにはどんな生物が住み着いているのかを検証していくのが番組コンセプトです。
こういうのって、キレイ好きな人は楽しいんでしょうね。熱帯魚の水槽ですら、水換えがかったるいと思っていた私には出来そうもありません。
生き物にも興味がないし。だけど、好きな人には刺さる、そういう番組です。
アメリカのトランプ前大統領は、有権者に向けて『沼の水をぜんぶ抜く』というメッセージを打ち出しています。
腐敗した悪人どもが泳ぐ政治の沼を清掃するという意味だそうで、なるほどキャッチコピーとしては、よく出来ていると感心させられました。
日本の立憲民主党は、今こそこういうセンスを見習うべきだと思います。
政治と金で、ぐちゃぐちゃになっている政権与党を追い込むことが出来ない言葉の弱さ、考えの至らなさにガッカリします。