プロレスラーが不思議なのは、政界へ進出したがることです。
アントニオ猪木を筆頭に、大仁田厚・馳浩・神取忍・グレートサスケ…落選したけど、高田延彦・木村健吾、前田日明も誘われてふわふわしておりました。
誘う方からすれば、知名度が高くて人気があるので参院全国区で集票しやすいってことですが、乗る方も乗る方で、急に思い立って三泊四日の沖縄旅行に行くみたいな感じ。
勉強せずに裏口入学したら、入った後が大変です。そうだよね、ヤワラちゃん。
これがプロ野球ならば、引退後もある程度の仕事が用意されているものの、レスラーは将来不安が半端ない。
だから、還暦過ぎてもリングに立ち続けます。
あるいは、その団体の社長になる。止むを得ず、新たな団体を立ち上げる。政治家になる。狭いなぁ、選択肢。
相撲もそうだけど、競技者が経営側に回っても、大したことはできません。できるのは、川淵チェアマンぐらい。
役者の場合、将来不安ってどうなんでしょう?
タッキーのようなアイドル系は、ジリジリするでしょうね。実力派歌手は微妙だけど、印税がある。役者は平気かな、年取っても。
だから、石原プロは不思議です。自分がプレイングマネージャーになるなんて。
ちょっと前のビートたけしもそうだけど、親分は持ち上げられ、鉄の結束を誓う男の世界ですね。
精神的にオトコが好きだって人、案外多いかもしれません。
渡哲也氏。享年78歳。合掌。