2021-03-15 幻夏 『犯罪者』がハマったので、太田愛氏の三部作と言われる『幻夏』(角川文庫)にチャレンジしました。 彼女の作品は、ボリューミーなので、覚悟を必要とします。文庫本の480ページ。 前作と同じく、最初から伏線ハリまくりでした。 その一つひとつを丁寧に拾い上げていくので、終わったと思ってからが長くなります。 終盤は、興奮が昂まったり醒めたりと波のように寄せては消えで…うーん、どうでしょう? 筋立ては素晴らしいんですけど、説明を詰め込みすぎて、一気に込み上げてこないので、82点です。