砲丸投げで次のパリ五輪を目指す新星が現れました。その名は、アツオビン・ジェイソン(19歳)です。ガーナ出身の父と日本人の母の間に生まれ、国籍は日本。外国の血が混ざると、日本人にない筋力特性みたいなものが出てくるんでしょうね。それまで、苦手だと思われていた競技種目が突然変異します。サニブラウン、ケンブリッジ飛鳥の陸上短距離、大坂なおみのテニス、八村塁のバスケットボールなど、彼らの活躍で楽しみの幅がグーンと広がりました。
プロ野球でも、ダルビッシュ以降、ハーフ選手がやたらと目立ってきています。列挙してみましょう。
九里亜蓮・アドゥワ誠・ケムナ誠(広島)山崎泰晃・乙坂智(DeNA)戸根千明・保科広一(讀賣)マルク(中日)リチャード・水谷瞬(ソフトバンク)佐野泰雄・小川龍也・ブランドン(西武)オコエ瑠偉(楽天)宗佑磨(オリックス)万波中正(日本ハム)
わかる範囲で16人もいました(育成選手を除く)。2%強ということになります。ベイスターズの国吉投手は、クォーターだと言いますから、それも含めると、相当な割合を占めていることでしょう。
いろんな要素が組み合わさって、パワーやスピードが強化されると、スポーツがもっと楽しくなる。何よりのダイバーシティであります。