巣ごもり需要にマッチさせるかのように『半沢直樹』以降、日曜夜9時はTBSドラマが支配しています。
前シリーズの『天国と地獄』もなかなかだったけど、今回の『ドラゴン桜2』は期待に違わぬ見事な仕上がりです。
原作が漫画ですからね、設定が極端すぎて、現実離れし過ぎってのはあるものの、敵と味方や方向性がスッキリしていて分かりやすい。
権威の象徴である東京大学を持ち上げながら、少しバカにした感じも気持ちいいところです。
昨夜の桜木先生の名言は、こうでした。
「記憶力なんてのはなぁ、一部の特殊な人間以外はさほど大差ない」
「いいか、東大生はなぁ、日常目にする全てのものに対して、何故を考え本質を見ようとする。お前たちがやるべきなのは、その思考法を学ぶことだ」
これなんですよ、教えるべきことは、考え方なんです。
名将・野村克也監督は、自軍のミーティングで「感じろ!」そして「考えろ!」と繰り返していました。
ワイドショーコメンテーターのトークレベルの違いは、その一点に表れているように思います。
昔からそうだからと黙って従っていると、搾取され続けるんだよなぁ。