日本は神の国であるとは、よく言われるところですが、その成立に関わる神話については、ほとんど説明されることなく生きてきました。
戦前は、しっかり教育していたんですけど、GHQの指導により、そういう話はタブーとされたようです。
日本最古の歴史書として『古事記』があったのは習うんだけど、その内容については説明なし。神社とお寺の違いもわからないまま、大人になるのがほとんどです。
で、神様のルーツがどうなっているのかと『落語DE古事記』(桂竹千代著・幻冬舎)で勉強しました。
日本の神様は、キリストや釈迦のような一神教と違い、八百万の神だというシステム自体で話を複雑にしています。
山にも海にも木にも石にも火にも、トイレにだって神様がいる。そりゃ、多くなりますわ。
まぁそれはそれとして、これを誰が書いたかというと太安万侶だそうです。稗田阿礼が記憶していた内容を文字起こししたのが太安万侶。習ったような習わなかったような。
さて、日本の歴史の中で、アダムとイブに当たるのがイザナギとイザナミでした。聞いたことがあるようなないような。
その二人から生まれたのが天照大神(アマテラスオオミカミ)とスサノオノミコト。
アマテラスは太陽神で天岩戸に引きこもりました。スサノオはヤマタノオロチを退治します。これもねぇ、聞いたような聞かないような。
スサノオの末裔が大国主命(オオクニヌシノミコト)。因幡の白兎です。これはよく知ってます。
アマテラスの系譜が神武天皇と繋がっていきます。これは、知りませんでした。
う〜ん、ちゃんと読もうとすると、登場人物が多すぎて、整理がつきません。八百万ですからね。
授業で教えないのは、面倒臭かったからだと思います。