都会のネズミと田舎のネズミ

読書ネタ、スポーツネタ、お笑いネタ、時事ネタを拾いながら、笑いの方向へと導きます。3打数1安打を目指しています。ハズレよりもアタリを読んでください。

銀色の道

今まで出席した結婚披露宴の中で、一番凄かったのは、中学時代の同級生Nの式でした。

Nの父親は、次期総理とまで目された人なので、出席者は政治家だらけ。続々と選挙演説みたいなスピーチが続く中、友人代表による『てんとう虫のサンバ』みたいな余興が成立するべくもありません。私のテーブルの友人たちは、誰一人として依頼を受けておらず、この後どうなるんだろうと思っていたら、いきなり照明が切り替わり、ダークダックスが登場しました。

最近の人は知らないでしょうが、ダークは男性コーラスグループの草分けで、紅白歌合戦出場15回のキャリアの持ち主です。あたかもディナーショーみたいな雰囲気で、確か4曲を熱唱してくれました。『銀色の道』は、今でも耳に残っています。

こういうのって、一体いくらかかるんだろう?は下衆の勘ぐりですが、少なくとも言えることは、私は完全に元が取れたってことです。

その後、Nは政界入りしませんでしたが、某大手商社の役員として今も世界を飛び回っています。

島耕作というよりも矢島金太郎みたいでありました。