畑田国男という人が、『兄弟姉妹人間学』という本を数冊シリーズで書いています。
生まれてきた順番によって、性格や運動能力が決まるという話。
例えば、第一子は親にとって初めての子供なので、オーソドックスに手をかけて育てます。その結果、真面目なタイプが多い。後に、弟や妹ができると、責任感も芽生えます。「お兄ちゃんなんだから、しっかりしなさい」と言われて。
末っ子は、上の兄弟と遊ぶことにより、運動能力が上がります。一台しかない自転車に乗った兄に、走ってついていくようなイメージ。ケンカするときも、体格のハンディを背負いながら、勝ちにいくのです。
中間子は、上と下に挟まれることで、調整型のバランス人間。世渡り上手です。
一人っ子は、競争に弱い。チャンネル争いやお菓子の奪い合いを経験しないからです。
血液型の話よりも、根拠がしっかりしているので信頼性が高く、結構ハマりました。
田舎で暮らす男性は、長男である可能性が高いです。
それは、跡取りだから、家を守らなければいけないわけで、次男より下は、都会へ出ていくのが自由です。
そんなことも影響するのでしょう。田舎は保守的、都会は革新的という図式。
田舎の家には、田んぼがくっついていることがあります。そんなに大きくはないけど、そこそこはある広さ。固定資産税がかからないので、農地として生き続けます。
そう、これが兼業農家。GWの連休は、田植えで忙しいし、9月の終わり頃は収穫の時期にあたる。
普段は地元の中小企業に勤めています。給料が安くとも、転勤がないのが一番。それに、ダブルワークで食べるものがある。何より、結構忙しくて遠出をせず、お金を使うこともない。
何より、真面目ですからね、決められたことには従います。変わることには、積極的にならない。
うーん、都道府県の数で言うと田舎の方が多いわけで、これに高齢者という要素が加わると、革新的な思想が入り込む余地はありません。
だけど…高度成長期であれば、保守的な考えがブレーキの役割を果たしましたが、人口減少社会に転じた今は、シフトチェンジが必要です。
世の中がうまくいかないときは、やり方を変えなければならないってことです。
少なくとも、兼業農家という在り方は、変えていかねばならないと思うんだけど、どうでしょう?
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若い世代の保守化傾向は強まるばかりで、政権交代なんて夢のまた夢だと考える国民が大多数となったのは、民主党の悪夢の3年間がそうさせているように思います。本当にそれでいいんでしょうかねぇ。選挙が終わるまで、コロナ対策について態度をハッキリさせない岸田首相を見ながら、不思議に感じています。この人は、何がやりたくて総理になったんだろうと。