都会のネズミと田舎のネズミ

読書ネタ、スポーツネタ、お笑いネタ、時事ネタを拾いながら、笑いの方向へと導きます。3打数1安打を目指しています。ハズレよりもアタリを読んでください。

田舎には△がない

下関市にやって来て、ちょうど一年が経過しました。
早いものです。
子供のころは、例えば小学校の六年間が、ものすごく長く感じられたものですが、年をとればとるほど、体感スピードが早くなる。不思議ですね。

この一年は、全く別の国にやって来たようで、その価値観の違いに衝撃を受けました。
いやぁ、実に面白い(福山雅治風に)。

田舎暮らしで、一番驚いたこと。それは、

  田舎には△(さんかく)がない

ってことです。
田舎の人は、○と×がハッキリしています。
だから、中間的な△がありません。
好きキライもハッキリしています。
で、×の場合、シャッターを下ろして、議論を行おうともしない。
村八分の思想は、△がないことで成立しているのです。

逆に言えば、都会は△だらけです。
態度を鮮明にし過ぎると、あちこちでぶつかってしまいますからね。

田舎が保守だと言われるのも、このへんのことが関係しています。
一度、マルをつけたら、そのことが常識として認定されるので。

これをビジネス的に考えると、△がない限り、改善が進みません。
なぜなら、やり方を変えるのは、前任者を否定することに繋がるから。

すべてがそうだとは言いませんが、大きな傾向としてはそんな感じ。
どっちがいいとか悪いとか、そんな話じゃないけど、あるんだなぁ、この違いが。実に面白い。