木村拓哉主演のニ夜連続正月ドラマに刺激を受けて、『風間教場』(長岡弘樹著・小学館)を読みました。
教場シリーズ四作目の本編は、校長交替に伴って中途退校者をゼロにせよとの指示を受けたため、従来とは真逆の方針を打ち出さざるを得ず、優しさをもって生徒に接しておりました。
なんか、『ロッキー4』を観たような、ネタ切れって感じです。
実際はどうなんでしょうね。男性的な考えが支配する閉鎖的な空間に女性がいる場合、それもそこそこ魅力的だったりした場合、しかも半年近く寝食を共にした場合、規律は乱れると思います。
保険会社時代、新入社員研修で二ヶ月合宿生活を行うと、高確率でカップルが成立しておりました。
普通のビジネスマンならば、プライベートは別だって言えるんだけど、常に緊張を強いられる警察官が修行中の場合、据え膳食っちゃダメではないかと。うーん、邪魔だね、教場の男女共学。
文章もゴツゴツしていて、女性心理がうまいこと描かれていませんでした。前作までは、面白かったんだけど。65点。