都会のネズミと田舎のネズミ

読書ネタ、スポーツネタ、お笑いネタ、時事ネタを拾いながら、笑いの方向へと導きます。3打数1安打を目指しています。ハズレよりもアタリを読んでください。

髑髏城の七人

前々から気になっていた演劇集団が、古田太一率いる『劇団☆新感線』です。

本日、それがBS放送でやるのを見つけて視聴しました。三時間半のロングランです。

この「髑髏城の七人」は、彼らがこだわりを持って30年近く演じ続けておるシリーズもので、今回は主演女優に天海祐希を抜擢しておりました。

織田信長本能寺の変で討ち取られた後、関東の支配にポッカリ穴が空き、それを支配しようとする関東髑髏党との争いを描いたものなんだけど、ミュージカルと歌舞伎と吉本新喜劇を混ぜ込んだような内容で、なかなか見応えがありました。

何より、天海祐希の存在感は圧巻で、流石の宝塚スターです。劇団メンバーが及ばないところを見事に補ってお釣りを出しておりました。

不思議なキャラクターですよね。男顔なんだけど、半端なく色気があって、迫力がある。歌も唄えるし、コメディエンヌとしても上等。まさに、最上級のエンターテイナーと言えるでしょう。

そして、古田新太。同じ路線の梅沢富美男よりも、圧倒的な悪人顔で、半端ない存在感です。反社を演じさせたら、他の追随を許しません。存在するだけで、絵になる男です。

いやぁ、これは面白いですねぇ。ストーリーなんか関係ない。舞台の贅沢な時間を充分に感じさせてくれるエンターテイメントでありました。