コロナ禍におけるテレビドラマの演出は、さぞかしやりにくかったでありましょう。
登場人物にマスクを被せると、誰だかよくわからないからです。
だから、実際には使いません。
なので、リアリティがなくなります。困った問題。
だけど、小説は大丈夫です。表現でどうにでもなる。なるほどねぇ。
『ブラック・ショーマンと名もなき町の殺人』(光文社)は、コロナ禍における最新の東野圭吾作品です。
主人公が手品師で、高校の同窓会が舞台。
うーん、許容できるラインの上でありました。そんなわきゃ、ねーだろう?
スーパーマンにも程があるってことです。78点かな?