先日行われた衆議院議員選挙では、立憲民主党が惨敗しましたが、その前の選挙では希望の党というのがあって、小池百合子都知事が代表でいたのがついこの間のこと。月日の経つのは早いものです。
このときの様子を安積明子というライターが『小池にはまって、さぁ大変』(ワニブックスPLUS新書)に著し、話題となりました。座布団二枚です。初の女性総理とまで言われた都知事は、すっかり勢いをなくし、体調を崩しているらしい。世の中、一寸先は闇。昨夜はほぼ皆既の部分月食でありました。
先日、中京テレビ制作の『オモウマい店』で沼津市にスポットが当たり、『夢の中へ』というパスタ屋さんのことを書きましたが、そのときにもう一軒紹介されていたのが、通り一つ向こうにある喫茶店『どんぐり』です。
店前の看板には、「きしめん」「あんみつ」と野党共闘みたいな組み合わせがあり、これは違うかなと敬遠していたのですが、近くの書店で購入したばかりの読みたい本があり、お店ではコーヒーも飲めるようなので、ちょっと覗いてみることにしました。
入店すると、すっごい違和感。
細長い店内は、カウンター席のみで、回転寿司みたいにU字型になっていて、レーンの代わりに水が流れています。
店員は一人もおらず、着席しても反応なし。誰も出てきません。
いろんな張り紙があって、どうやら食券購入のシステムだと分かります。ヤダね、年寄りは。若い人にはなんでもないことらしい。
座席には、東海道53次の名前が書かれており、ときどき流れてくる空っぽの桶に自分の宿場のバインダーに食券を挟んで注文するというルール。
客席からは見えないカウンターの奥は、上流でもあり、下流でもあって、そこでオーダーされたものが出来上がると、座席の宿場のランプが点いて、間もなく桶に乗った品物が届くという回転寿司に似た画期的な仕組みです。
デジタルのようなアナログのような、不思議な世界観だなぁ。
喫茶店に行って、店員さんにお汁粉だとかパフェとかを頼むのは、気恥ずかしいんだけれど、これだったら抵抗がありません。エッチな本も堂々と買えそうです。
せっかく水が流れているのだから、ドジョウでも泳がせたらシャレてると思うのは私だけでしょうか?