第8位 ミスター・エド
ワイドショーでは、ラーメンと動物がテッパンだそうですが、今も昔もアニマルものは受けがいいのは変わりません。
三輪車を運転するチンパンジーのバヤリースオレンジのCMは、未だに目に焼き付いていますもんね。そんな話です。
その中で、ラッシーやフリッパーを抜いて最も印象に残っているアニマルドラマが『ミスター・エド』でありました。
これは、主人公の馬(エド)が人間の言葉を喋るという画期的な作品です。三遊亭金馬のしわがれ声で、皮肉っぽく話すさまは、妙にオシャレな気がしたのです。馬に人間が振り回される感じがツボでした。ひねくれた小学生。
いやぁ、動物と会話ができるなんて夢があった。『狼少年』などアニメではあったけど、ドラマでの擬人化は多分初めてだったと思います。
馬の相手役をやっていた役者の声優は、『奥様は魔女』でダーリンの声を担当していた柳澤真一で、馬が喋ったり、妻が魔女だったりするのを世間に隠しながら、真面目に生きていくボケボケっぷりがなんとも適役でした。
(つづく)