都会のネズミと田舎のネズミ

読書ネタ、スポーツネタ、お笑いネタ、時事ネタを拾いながら、笑いの方向へと導きます。3打数1安打を目指しています。ハズレよりもアタリを読んでください。

もう一度、順位予想

開幕から一ヶ月が経過したプロ野球です。

当初、想定できなかったことが、いろいろと起きました。

ちなみに、開幕前の私の予想は、以下のとおりです。

セ・リーグ

①広島②巨人③阪神④ヤクルト⑤DeNA⑥中日

パ・リーグ

オリックス②西武③ソフトバンク日本ハム⑤ロッテ⑥楽天

毎年、多くの評論家が外しまくっている順位予想で、私の方が的中率が高いのには理由があります。

大半の評論家が、戦力で分析しているのに対し、私はチームの体質、特に監督を中心としたその周りの雰囲気を見ているからです。

戦力については、シーズン途中で、予期せぬことが普通に起きます。例えば、主力選手の故障、昨年活躍した選手の2年目のジンクス、筒香選手の日本復帰に見られる新たな戦力の加入…こうした見込み違いがあるので、計算が狂っていくのです。

しかしながら、トップは変わらない。大きな病気にでもならない限り、故障もしません。

両リーグ共に、最下位はチーム内の空気が悪すぎるからで、ここは絶対に外れないでしょう。

広島が強いと思っているのは、選手のプライドを保ちながら一喜一憂しない、どっしり構えた新井貴浩監督の姿に共感できるためです。

選手起用をガチャガチャ変えるのは、それまでの自分を否定するようなもので、そういうテンパった様子はバカにされてしまう。ベンチ内に漂う不信感がチームの空気となって、マイナスエネルギーが溜まっていくのです。だから、抜擢は手順を踏まねばなりません。レギュラー剥奪も同じ。そこのところを間違うと、ファミコンゲームみたいになって、チーム一丸から程遠く、プラスアルファの力が引き出せなくなってしまうのです。

阪神を3位としているのは高齢者、岡田彰布監督の持久力を疑っているからです。それと、高齢コーチ陣と選手にある世代間ギャップ。さらには、ファンやメディアによる過剰なプレッシャー、これが大きい。連続優勝できない最大の問題は、贔屓の引き倒しってとこにあります。

パ・リーグについては、侍ジャパンで経験を積んだ小久保監督を侮っていました。多くの監督経験一年目は、前任者の否定からいろいろ動き過ぎて、うまく行かないものなんですけどね。部下にあたるコーチや上司にあたるフロントと、絶妙な距離感でバランスを取っているようです。それと、山川穂高選手の強靭なメンタルが和田毅投手のマイナスを凌駕していたこと。これは大きかった。

現在は、深く沈んでいる西武も、ここから出てきますよ。それが松井稼頭央監督の底力です。参謀として、楽天で監督経験のあるPL学園後輩の平石洋介ヘッドコーチが支えているのもいい。組織というものは、トップに誰を据えるかが大事だというのをほーんと感じています。