都会のネズミと田舎のネズミ

読書ネタ、スポーツネタ、お笑いネタ、時事ネタを拾いながら、笑いの方向へと導きます。3打数1安打を目指しています。ハズレよりもアタリを読んでください。

優柔決断①

高校時代は無名、大学でも卒業時にドラフト指名を外された古田敦也は、オリンピックの代表メンバーになるべく、策を弄します。
当時、候補捕手は4名。
チーム編成は、ベテランと新鋭の2名となるのが濃厚です。
ならばと、強化担当者がどういうタイプの選手を好むかを注意深く観察しました。
その結果、その指導者は、元気があって一生懸命やる選手に気持ちが入ると見立てました。
以来、大声を出す、全力でカバーリング、ランニングでは一番前を走る…最初から最後まで手を抜かないひた向きさでプレーし続けたのです。
一流になると、なかなかできないんですよ、そういうのって。
だから、やたらと目立って思惑通り、メンバー入りが適いました。
これが、古田敦也という男です。

野村監督と出会う前に、すでにして一流の分析力、観察力を身につけていたのです。

(つづく)