大学生のころ、パチプロもどきとなって、開店前から並ぶような、おバカな生活をしていたことがあります。
当時は手打ちの台が主流で、同じ強さで同じ場所へ打ち続ける技術が必要だったため、その熟練度の差が勝負を分けていました。
理屈を理解すれば、連戦連勝です。
今みたいに青天井じゃなく、2,000発程度で打ち止めになってしまうので、一台を終えても4,000円程度の上がりでしたが、労働(?)時間が短いこともあって、結構気に入った仕事だったのです。
このとき、いろんなことを学びました。
パチンコの極意は、勝つまでやり続けること。
技術が確かであれば、負けるハズがないって思ってることが大事。
だけど、根性というものは、磨耗していく。
無尽蔵に湧き出るものじゃないので、ほかもことに興味がなくなる。
あんなところへ毎日やって来る人とお友達になっても、何も参考にならない。
やり続けると、始めに耳が悪くなって、そのうち目が悪くなる。
そして、最後は頭が悪くなる。
うーん、ムキになったのは一年ぐらいだったけど、時間がもったいなかったねぇ。
(つづく)