都会のネズミと田舎のネズミ

読書ネタ、スポーツネタ、お笑いネタ、時事ネタを拾いながら、笑いの方向へと導きます。3打数1安打を目指しています。ハズレよりもアタリを読んでください。

反抗期

中学時代のクラスメートにN君がおりました。
N君の父親は、自民党の大物議員で次期総理候補とも言われていた人物。
それはもう、次元の違う世界におられた訳ですが、中学生にそれほどの分別はありません。
ちょっと暴れては、週刊誌が悪し様に書き立てるもんだから、もともと政治家イコール陰でいろいろ悪さする人みたいなイメージもあり、N君は父親を話題にされるのを嫌がっている風でもありました。
そのへんの感受性は、個人差があるとも思いますが、身内に有名人を抱えていることが、そんなにいいことばかりじゃないと感じたものです。


さて、たくさんありすぎて、何が問題になっているのかさえ分からなくなってきた都知事問題でありますが、聞くところによれば、三度目の妻との間に二人の子供がいて、下の男の子は中学生になったばかりとか。
これ、N君のことに重なって、記憶が蘇ります。
つまり、クラスのみんなは、本人が言わなくても父親が都知事だって知ってる。
あんな苗字、滅多にいませんからね。
そして、ワイドショーレベルで、みんな今回の事件に注目している。
級友の各家庭では、普通よりも多くの情報交換をしていますから。
これが、じわじわ息子のもとにのしかかってきます。

  「本当に、ホテルで会議なんかやったのかよぉ、一緒にいたんだろう?」
  「お前、散髪タダなんだってな?もっときれいにして来いよ」
  「今度、めし、おごってくれよ。回転寿司でいいからさ」

こんなの無理。
都知事は間もなく自分から辞めるって言うでしょう。
間違いない。