都会のネズミと田舎のネズミ

時事ネタを拾いながら、笑いの方向へと導きます。3打数1安打を目指しています。

震える牛

久しぶりに『いきなりステーキ』の横浜・上大岡店に行きました。
平日・昼の一時を過ぎていたのですが、行列ができておりまして・・・大したもんですね。
これでもかとばかりの行きたくなる仕掛け。
店内に空席があっても、そこへテトリスのようにはめ込むのではなく、外へ並ばせておく。
まぁ、焼き上げる場所には限度があり、店には店の提供するスピードがありますから、外へ並ばせておいても同じこと。そういうの、イヤがる人もいるんでしょうが、ガッツいていますからね、肉の人。
だから、並ぶのは平気。
その間に、読めるものをぺちゃぺちゃ貼って、期待感をあおるわけです。

入店すると、バイトらしき女性が黒柳徹子もビックリするような早口で、いろんな情報をまくしたてます。
これも、今風なんでしょうね。
何気に、300グラム以上を奨めてきます。
気が弱ければ、押し切れる。

アツアツのヒレステーキに、ソースをかけると、縁日っぽい甘辛い空気が立ち込めます。
そして、ジュー音。
目と耳と鼻による3感の刺激。むしろ、少しばかり蒸気が飛び散ったほうが、臨場感を増すというものでありましょう。

食後は、ファブリーズが登場。
店頭に、広告されていたってことは、無料で試供されているんでしょうね。
なるほど、こういうコラボは有効ですね。
いきなりステーキ、美味しゅうございました。


というわけでもありませんが、「平成の30年間でダントツ1位の危険極まりないミステリー!」というキャッチに惹かれて、『震える牛』(相場英雄著・小学館文庫)を読みました。
フィクションとはいうものの、実名を想起させるシチュエーションは、リアルです。
怒られるんじゃないかな?と思うくらい。
物語の舞台は、全国展開する大手のスーパーで、一族には政治家のお偉いさんがいる。
ここに、食肉業者と産業廃棄物処理業者が絡んで、ドロドロします。

初めて知りましたが、スーパーのビジネスモデルは、大規模SCを展開しながら、テナントを集め、そこから賃料と売り上げに応じたマージンを徴収することだと言います。
本体のスーパー業務では、1%程度の利益しか出ないんだと。

一方で、大勢の株主がいますから、どんどん右肩上がりにしなければならない。
結果、テナントの撤退とともに、島を変えていく。
これを「焼畑農業だ」と断罪しているのです。
大都市から地方への展開が一段落すると、今度は東南アジアへとなるらしく、なんだかすごい話です。

ともあれ、この本、ホントに面白いです。
ダントツじゃないけど、いい線行ってるんじゃないかなぁ。

その後、プリン体の過剰摂取は、左足かかとを直撃しています。震える足です。