中学のクラス会に行って感じることは、見かけの違いです。
同級生なので、年齢が同じであることは間違いありませんが、どう見ても同じと思えない。
それが女性だと、そんなに大きな差はありません。
ファッションセンスでごまかされがちですが、まあ同じくらいに老けてます(ちなみに私は54歳)。
違っているのは男性で、30代にしか見えないのから、担任の先生よりもいっちゃってる人まで。
「男の顔は履歴書である」って言いますが、家でも燃えたのかねぇと思うことも、よくあるのでは?
外見は別として、もうひとつ感じるのが、配られた資料を読むとき。
そう、眼です。視力のこと。
歳をとると、老眼になるものらしい。
だから、小さい字で書かれていると、読みません。面倒くさいから。
どうしてものときは、うーんと遠ざけて、眉間にしわを寄せ、しかめっ面になります。
これが、年寄りフェイスなんですね。
カッコいいもんじゃありません。
私の場合、近眼ではあるけれど、今のところ老眼はナシ。
だから、ついつい活字に頼ろうとします。
書いたものは、読むものだと思っている。
しかしながら、そんなものじゃないと、最近、分かるようになりました。
というのは、お店でお客様を観察していると、半分以上の人が、メニューをほとんど読まないからです。
当店のは、写真がなくて字で説明してあるのみ。
だから、読まないと始まらないんだけど、それでも読もうとしない人が五割。
以前、新聞や週刊誌にも手をつける人が少ないと書きましたが、それと同じですね。
活字拒絶症。実は、
多くのお客様が50歳以上
ということが関係していると思われます。
つまり、ちっちゃい字は、読む気にならない。
そんなことに、やっと気がついたのであります。
都会の場合、いろんなサービスが若い人を前提に組み立てられています。
JRの切符売り場なんて、ビビリますよ、地方の人は。
ATMだってそうだし、ドコモのマニュアルもそうだけど、読んで読んで繋げるってパターンが多い。
これは、若者ルールです。
だけど、年配者は、読むのが苦手。
ここのところ、マーケッターはしっかり押さえておかねばなりません。
田舎は同じようには、いかないねぇ、当たり前です。
そこで、メニューを変えました。
ポイント数を上げ、行間を拡げることで、だいぶ読みやすくなったかも?
ついでに、ボリュームを減らすほうも考えなきゃいけませんね。
高齢者がどう感じているのか、もっともっとリサーチしなければと思う今日この頃であります。