世の中には、理解を超えたマイペースな人がいるもので、そういう人は予定調和なんてこと、意識にないわけです。
蛭子能収氏は、その典型とも言える人でありまして、数々のエピソードを残しています。
・葬式のような場所で、みんなが悲しそうにしていると、なぜか笑いが止まらなくなる
・自分の子供に愛情が湧かず、孫に至っては名前すら覚えていない
・グルメ番組のレポートで、出されたエビフライに対し、「ちっちゃい」と呟く
・テレビ番組に出演しても、楽屋挨拶は一切行わない
・漁師の息子であるのに魚が嫌いで、刺身のことを「魚の死体」という
まぁ、独特ですね。ポイントは、自己評価を限りなく下に置いていること。そうすれば、何を言われても腹が立たないらしい。
で、その蛭子さんが、麻雀賭博で逮捕され、四ヶ月の謹慎処分となったのが1998年のこと。
勝った金額が9,000円だと言いますから、可愛いものです。千点100円ぐらいですかね、サラリーマンだって、そんなもの。
それでも、食事抜きで10時間の取り調べを受けたと言いますから、めちゃくちゃ長いお説教です。
多分、悪びれるようなところがなかったから、ダラダラ続いたんでしょうね。だって、お金を賭けない麻雀なんて、イメージできない。普通、そうでしょう?
ただし、それも立場による。相手にもよる。時期にもよる。金額にもよる。簡単に詫びて済む話ではないと思うんだけど…。
なんなんでしょうね、この違い。イライラします。