一ヶ月前の話ですが、辛坊治郎氏が単独でヨットによる太平洋往復横断に成功しました。
時間とお金と体力がすべて揃わないと出来ないチャレンジだけど、何より毎日が命懸けってところがビビリの私には無理な話で、それじゃ私もという気持ちには、永遠にならないと思います。
ところが、上には上がいるもので、本気で火星に行こうとしている青年がいます。
彼の名は、村木風海(ムラキカズミ)21歳。小学校四年生のときに、ホーキング博士の冒険小説『宇宙への秘密の鍵』を読んで感動し、それからどうすれば火星に住めるかを考え始めました。ネックになるのが大気中95%を占める二酸化炭素の存在。実験と研究を重ね、高校二年生のときに、ボタン一つで二酸化炭素を集められるマシーンを発明、製品化(ひやっしーと命名)させています。
これには、総務省が興味を示し、費用的な援助も得ている世界でも先進的なジャンルを開拓し、起業しています。近い将来、最年少のノーベル賞を受賞するのではとさえ思わせる期待の人材。いやぁ、まだまだ若者も捨てたもんじゃありません。
最新刊『火星に住むつもりです〜二酸化炭素が地球を救う』(村木風海著・光文社)で詳らかに描かれています。
絵本仕立てなので、こういう本を子どもたちに読んでもらいたいです。
彼の祖父母や両親が子どもの好奇心を煽るように、たくさんのきっかけを作っており、家庭環境が大事だなぁと改めて思いました。