都会のネズミと田舎のネズミ

読書ネタ、スポーツネタ、お笑いネタ、時事ネタを拾いながら、笑いの方向へと導きます。3打数1安打を目指しています。ハズレよりもアタリを読んでください。

12球団戦力分析(ロッテ)

就任後、選手を前にした吉井理人新監督は、アインシュタインの名言を借りて、こんな話をしています。

 

「常識とは18歳までに身につけた偏見のコレクションの事を言う。だから皆さんは常識にとらわれずにやってほしい。突拍子もないことから、とんでもない事をひらめくことがある。失敗を恐れず、積極的にトライしてください」

 

もう一つ。これもアインシュタインの言葉を引用します。

 

「何かを学ぶのに、自分自身で経験する以上に良い方法はない。間違いを犯したことのない人とは、何も新しいことをしていない人だ」

 

現役時代、近鉄からヤクルトへトレードされた吉井は、野村克也監督のミーティングに衝撃を受けました。知っている人間と知らない人間で、差がつくのは当たり前だと思うようになったのです。だから、結果を恐れずにどんどん経験せよと。

そして、今回WBCの投手コーチとしてチームに帯同したことで、さらにマネジメントの経験値が上昇しました。

引き出しの多いリーダーは、説得力が違います。このあたり、伸び盛りの若い選手が多いチームとは、メチャクチャ相性が良い。

この指揮官のもと、チームの進化が期待できそうです。

 

佐々木朗希がすくすくと育っているのもいい感じで、松川虎生・山口航輝・安田尚憲・藤原恭大らを次のWBC出場へと目標を持たせました。

25歳未満でこれだけの才能が集まっていると、お互いが切磋琢磨しながらの伸びしろを感じざるを得ません。若くて素直だからこそ、年長者が伝えるメッセージが効果的なのです。

もう一つの強みは、種市篤暉・石川歩・岩下大輝・小島和哉・美馬学西野勇士・二木康太・メルセデスと、いくらでもいる先発投手です。

だから、酷使することはない。されることもないわけです。
さらには、メジャーから澤村拓一の復帰が大きい。投手のやりくりは、全く問題ないでしょう。

野手では、新人の友杉篤輝のスピードと守備力に期待しています。昨季、131盗塁で成功率78%と12球団トップの機動力に磨きがかかれば、打撃力の弱さを補えるし、ランナーが揺さぶることで長打にも繋がります。そういう野球を若い力で推し進めることが出来るか、真価が問われているところです。

問題は、井口元監督解任の原因となったフロントの過剰介入。吉井監督も上とぶつかった過去を持つ人なので、そのことだけが心配です。