都会のネズミと田舎のネズミ

読書ネタ、スポーツネタ、お笑いネタ、時事ネタを拾いながら、笑いの方向へと導きます。3打数1安打を目指しています。ハズレよりもアタリを読んでください。

12球団戦力分析(ヤクルト)

リーグ二連覇を果たしながらも若手の育成を怠っておらず、年々層が厚くなっています。

青木宣親の後釜は丸山和郁(23歳)山田哲人の控えは武岡龍世(21歳)中村悠平に万が一があれば内山壮真(20歳)と抜かりがありません。

そういう目配りは、二軍監督を経験した高津臣吾監督だからこそ。

三冠王の村上宗隆(23歳)はもとより、ショートのレギュラーに定着した長岡秀樹(21歳)など、まだまだ強さが続きそうです。

外国人選手の獲得も一年で判断することなく、日本野球に慣れるまで猶予を与え、オスナ・サンタナ・サイスニードと成長を続けているのも巨人や阪神にノウハウを伝授したいぐらい。今どきの外国人打者は、ポイントゲッターとしてではなく、6番や7番打者で一発を秘めた存在として置くと恐ろしい。その匙加減がちょうどいいんです。

メジャーへ転出したマクガフの穴は、清水昇が埋めそうです。ドラ1の吉村貢司郎が新人王に名乗りを上げているので、先発の頭数が揃いました。2年めの山下輝と大器・奥川恭伸の復活があれば、盤石といったところ。贅沢な布陣です。

このチームは、オリックスと並んで人物本位で選んでいるコーチングスタッフが素晴らしい。中継ぎ投手のローテーションを守る伊藤智仁内川聖一山田哲人を育て上げた杉村繁、走塁のスペシャリスト河田雄祐、両リーグ選手会長を務めた嶋基宏WBCでは栗山監督の懐刀だった城石憲之ベイスターズの元監督・尾花高夫…適材適所で力を発揮しています。そして、その陰にいる小川淳司GMの存在が見逃せません。組織力が重要なんだなぁ。