三年前の短縮シーズン(年間60試合)のことではありますが、MLBのサイ・ヤング賞を受賞した投手・バウアーの来日は衝撃でした。
過去の大物メジャーは打者に限られており、それもどちらかと言えば出涸らしで引退前がほとんどだったから、32歳の年齢も驚きです。
今季、NPBでプレーする主な外国人投手のメジャー通算成績は、以下のとおりです。
バウアー(DeNA) 32歳 83勝69敗 1S 防御率3、79
オスナ(ソフトバンク) 28歳 14勝18敗 155S 10H 防御率2、74
ガント(日本ハム) 30歳 24勝26敗 3S 28H 防御率3、89
ケラ(ヤクルト) 29歳 23勝13敗 28S 59H 防御率3、33
ガゼルマン(DeNA) 29歳 20勝18敗 15S 26H 防御率4、60
ピーターズ(ヤクルト) 30歳 13勝12敗 3H 防御率5、30
ウェンデルケン(DeNA)30歳 10勝6敗 2S 11H 防御率4、00
ビーディ(巨人) 29歳 7勝16敗 3H 防御率5、34
ロペス(巨人) 30歳 3勝8敗 1S 26H 防御率4、39
いや、こうやって見ると、28歳オスナの方がスゴいかもしれませんけど…先発としては、バウアーが史上ナンバーワンです。
この二人、なんで日本へやって来たかというと、女性への暴力行為、いわゆるDVで球団から長期の出場停止を命じられたからで、なんかモヤモヤしたものを感じます。まぁ、それなりに罪を償ったので、野球は別で考えましょう。
聞けば、バウアーは米球界きっての理論派で、独自のトレーニング論のもと、動作解析に余念がないとのこと。ブランクも気にならないタイプだと思います。本人は、中三日でも行けるんだそうな。こういう投手の存在は、同僚のガゼルマンやウェンデルケンにも良い影響を与えそうです。
チームの問題は、打力でしょう。ソトが衰えてきたし、オースティンが慢性的な怪我持ちなのも残念なところ。どちらかが機能すれば、迫力ある打線が組めるんですけどね。あと、戸柱恭孝・伊藤光のキャッチャーが弱い。かと言って、新人の松尾汐恩を起用する度胸はないんだろうなぁ。