都会のネズミと田舎のネズミ

読書ネタ、スポーツネタ、お笑いネタ、時事ネタを拾いながら、笑いの方向へと導きます。3打数1安打を目指しています。ハズレよりもアタリを読んでください。

アメリカ代表は?

決勝に最初に名乗りをあげたのは、アメリカ代表でした。

 

アメリカ6対2イギリス

    5対11メキシコ

    12対1カナダ

    3対2コロンビア

    9対7ベネズエラ

    14対2キューバ

 

二戦級の投手が相手だとスイッチが入るというのをカナダ、ベネズエラキューバ戦で見せつけました。

投手は球が速いだけではダメで、コーナーにコントロールされた変化球が有効だというのが分かります。

準決勝のキューバ戦における先発オーダーのメジャーでの昨季成績は以下のとおりです。

 

(右)ベッツ        打率 .269   35本塁打 82打点 55四球 104三振 12盗塁

(中)トラウト                    打率 .283   40本塁打 80打点 54四球 139三振 1盗塁

(一)ゴールドシュミット  打率 .317   35本塁打 115打点 79四球 141三振 7盗塁

(三)アレナド                    打率 .293   30本塁打 103打点 52四球 72三振 5盗塁

(左)シュワーバー             打率 .218   46本塁打 94打点 86四球 200三振 10盗塁

(捕)スミス                        打率 .260   24本塁打 87打点 56四球 96三振 1盗塁

(指)アロンソ                    打率 .271   40本塁打 131打点 67四球 128三振 5盗塁

(二)アンダーソン             打率 .301   6本塁打 25打点 14四球 55三振 13盗塁

(遊)ターナー                    打率 .298   21本塁打 100打点 45四球 131三振 27盗塁

 

トラウト(3回)・ゴールドシュミット・ベッツとMVP経験者3人が上位打線を形成しています。そして、昨季ナ・リーグ本塁打王のシュワーバーが五番、打点王アロンソが七番、2019年ア・リーグ首位打者のアンダーソンが八番、2021年ナ・リーグ首位打者ターナーが九番と隙がありません。ベンチには、昨季ナ・リーグ首位打者のマクニールが控える豪華版です。

メジャーの野球はデータ整備が行き届いて、守備側が極端なシフトを敷くことが多く、年々平均打率が低下しています。なので、打者には一発長打を求める傾向が強くなり、今回の打線もパワー系がズラリ。先発で20本塁打に満たないのは、アンダーソンのみです。

走力もあるのに、大会でほとんど走ろうとしないのも最近の流行りです。ひたすら強く振って打ちまくる。三振が多い割りに四球が少ないのも、らしいなって感じです。ここに、付け入るスキがある。日本だと、200三振する五番打者なんて考えられません。

 

投手は、野手に比べるとだいぶショボくなります。

ここは、日本の投手陣と比べると分かりやすい(それぞれ自国での成績、球速は今大会でのもの)。

 

【米国】

ケリー     13勝8敗 防御率3、37  奪三振率7、95  K/BB 2、90  被本塁打21  WHIP 1、14  最高球速151キロ

マイコラス   12勝13敗 防御率3、29  奪三振率6、81  K/BB 3、92  被本塁打25  WHIP 1、03  最高球速154キロ

ウェインライト 11勝12敗 防御率3、71  奪三振率6、71  K/BB 2、65  被本塁打16  WHIP 1、28  最高球速143キロ

シンガー    10勝5敗 防御率3、23  奪三振率8、80  K/BB 4、29  被本塁打18  WHIP 1、14  最高球速153キロ

フリーランド  9勝11敗 防御率4、53  奪三振率6、75  K/BB 2、47  被本塁打19  WHIP 1、41  最高球速145キロ

リン      8勝7敗 防御率3、99  奪三振率9、17  K/BB 6、53  被本塁打19  WHIP 1、14  最高球速153キロ

バード     6勝4敗 34S  防御率1、79  奪三振率10、29  K/BB 2、76  被本塁打3  WHIP 0、99  最高球速156キロ

プレスリー   3勝3敗 33S  防御率2、98  奪三振率12、10  K/BB 5、00  被本塁打4  WHIP 0、89  最高球速154キロ

ベドナー    3勝4敗 19S  防御率2、61  奪三振率12、02  K/BB 4、31  被本塁打4  WHIP 1、12  最高球速156キロ

ウィリアムズ  6勝4敗 15S  防御率1、93  奪三振率14、24  K/BB 3、20  被本塁打2  WHIP 1、01  最高球速151キロ

マルティネス  4勝4敗8S  防御率3、47  奪三振率8、04  K/BB 2、32  被本塁打15  WHIP 1、29  最高球速153キロ

アダム     2勝3敗8S  防御率1、56  奪三振率10、66  K/BB 4、41  被本塁打5  WHIP 0、76  最高球速153キロ

グレイブマン  3勝4敗6S  防御率3、18  奪三振率9、14  K/BB 2、54  被本塁打5  WHIP 1、40  最高球速154キロ

オッタビーノ  6勝3敗3S  防御率2、06  奪三振率10、83  K/BB 4、94  被本塁打6  WHIP 0、97  最高球速151キロ

ループ     0勝5敗1S  防御率3、84  奪三振率7、98  K/BB 2、36  被本塁打4  WHIP 1、30  最高球速148キロ

【日本】

ダルビッシュ有 16勝8敗 防御率3、10  奪三振率9、11  K/BB 5、32  被本塁打22  WHIP 0、95  最高球速154キロ

山本由伸    15勝5敗 防御率1、68  奪三振率9、56  K/BB 4、88  被本塁打6  WHIP 0、93  最高球速155キロ

大谷翔平    15勝9敗 防御率2、33  奪三振率11、87  K/BB 4、98  被本塁打14  WHIP 1、01  最高球速164キロ

戸郷翔征    12勝8敗 防御率2、62  奪三振率8、07  K/BB 3、02  被本塁打11  WHIP 1、15  最高球速150キロ

今永昇太    11勝4敗 防御率2、26  奪三振率8、27  K/BB 4、55  被本塁打14  WHIP 0、94  最高球速154キロ

宮城大弥    11勝8敗 防御率3、16  奪三振率7、71  K/BB 4、23  被本塁打11  WHIP 1、13  最高球速150キロ

伊藤大海    10勝9敗1S  防御率2、95  奪三振率6、48  K/BB 2、29  被本塁打5  WHIP 1、21  最高球速153キロ

佐々木朗希   9勝4敗 防御率2、02  奪三振率12、04  K/BB 7、52  被本塁打7  WHIP 0、80  最高球速164キロ

髙橋奎二    8勝2敗 防御率2、63  奪三振率9、91  K/BB 3、05  被本塁打9  WHIP 1、09  最高球速152キロ

高橋宏斗    6勝7敗 防御率2、47  奪三振率10、34  K/BB 3、19  被本塁打8  WHIP 1、04  最高球速156キロ

宇田川優希   2勝1敗 防御率0、81  奪三振率12、90  K/BB 2、67  被本塁打1  WHIP 0、99  最高球速147キロ

湯浅京己    2勝3敗 防御率1、09  奪三振率10、40  K/BB 5、58  被本塁打1  WHIP 0、86  最高球速154キロ

大勢      1勝3敗37S  防御率2、05  奪三振率9、47  K/BB 4、62  被本塁打7  WHIP 0、89  最高球速156キロ

松井裕樹    1勝3敗32S  防御率1、92  奪三振率14、46  K/BB 4、37  被本塁打4  WHIP 0、77  最高球速149キロ

山﨑颯一郎   0勝2敗1S  防御率3、00  奪三振率7、25  K/BB 2、90  被本塁打2  WHIP 1、11  最高球速(未登板)

 

球速ばかりに目がいってしまいますが、余計なランナーを出さない指標、WHIP(1投球回あたり何人の走者を出したか)が重要です。

安心して見てられるってことです。

そして、K/BBは奪三振と与四球の割合です。5を超えるなんて、神の領域です。

それにしても、山本由伸はスゴい。圧倒的な成績を残しているのが分かります。楽しみです。

アメリカの弱点は、明日のブログで。