都会のネズミと田舎のネズミ

読書ネタ、スポーツネタ、お笑いネタ、時事ネタを拾いながら、笑いの方向へと導きます。3打数1安打を目指しています。ハズレよりもアタリを読んでください。

プロスペクト(ヤクルト編)

一昨年に行われたドラフト会議で指名された大学生は、以下のとおりです。

【投手】

曽谷龍平(オリックス1位)10試合1勝2敗 防御率3、86

荘司康誠(楽天1位)19試合5勝3敗 防御率3、36

菊池吏玖(ロッテ1位)1試合0勝1敗 防御率2、25

仲地礼亜(中日1位)9試合2勝5敗 防御率4、98

金村尚真(日本ハム2位)4試合2勝1敗 防御率1、80

渡辺翔太(楽天3位)51試合8勝3敗1S 25H 防御率2、40

田中千晴(巨人3位)30試合2勝3敗3H 防御率5、51

青山美夏人(西武4位)39試合0勝1敗3S1H 防御率2、96

伊藤茉央(楽天4位)25試合1勝0敗3H 防御率3、27

松本晴(ソフトバンク5位)3試合0勝1敗 防御率7、11

橋本達弥(DeNA5位)一軍出場なし

【野手】

矢澤宏太(日本ハム1位)37試合 107打席17安打 本塁打1 打率.177

蛭間拓哉(西武1位)56試合 223打席46安打 本塁打2 打率.232

森下翔太(阪神1位)94試合 377打席79安打 本塁打10   打率.237

友杉篤輝(ロッテ2位)64試合 209打席47安打 本塁打0 打率.254

萩尾匡也(巨人2位)11試合 16打席1安打 本塁打0 打率.063

村松開人(中日2位)98試合 304打席57安打 本塁打1 打率.207

甲斐生海(ソフトバンク3位)13試合 21打席4安打 本塁打0 打率.200

澤井廉(ヤクルト3位)16試合 37打席5安打 本塁打0 打率.156

林琢真(DeNA3位)65試合 154打席29安打 本塁打0 打率.206

杉澤龍(オリックス4位)2試合 5打席1安打 本塁打0 打率.200

門脇誠(巨人4位)126試合 348打席83安打 本塁打3 打率.263

奈良間大己(日本ハム5位)65試合 196打席44安打 本塁打2 打率.243

北村恵吾(ヤクルト5位)12試合 23打席4安打 本塁打1 打率.190

吉田賢吾(ソフトバンク6位)1試合 1打席0安打 本塁打0 打率.000

田中幹也(中日6位)一軍出場なし

久保修(広島7位)一軍出場なし

 

こうやって並べて見ると、シーズンをレギュラーとしてフルに戦ったのは、楽天渡辺翔太ぐらいなのが分かります。つまり、ほとんどの大卒プレーヤーは即戦力ではないということ。これが、最近の傾向なのです。プロとアマとの間には高い壁がある。投手はシーズンを通してのコンディション作り、野手は筋力を鍛えてのパワーアップ。だからこそ、計画性を持ってじっくり育てていかなければならないのです。二軍が重要視されている所以です。

 

さて、ヤクルトのプロスペクトは一昨年にドラフト入団した大卒の二人。まずは、中京大学出身の澤井廉外野手。このチームは数年後に村上宗隆がメジャーに行ってしまうので、後継者作りが最大のテーマとなっています。澤井は昨季、イースタンリーグで18本塁打をマーク。打率も.262と悪くありません。青木宣親42歳の衰えが目立ちつつあるので、ちょうどいいタイミングでレギュラーを掴み取れそうです。

もう一人は中央大学出身の北村恵吾内野手です。昨季はプロ初安打が満塁本塁打という離れ技を演じました。二軍でも10本塁打と存在感を示しています。こちらは、山田哲人二塁手のポジションを争います。このあたり、チームとして実に計画的に準備されており、今季の巻き返しを窺わせます。