プロ野球、今年の期待の星(プロスペクト)を列挙しました。いずれもが、25歳以下の新人王候補たちです。
【ヤクルト】
武岡龍世 昨年ファームで試合に出続けて.263をマークした。選球眼がよく、同期の長岡より一歩リードしている。
長岡秀樹 ファームでの出場は武岡に次いで多く、7本塁打とパワーのあるところを見せた。
【阪神】
村上頌樹 昨年ファームで10勝1敗の圧倒的な成績を残した。智弁学園ではカープ松本の一年先輩。
西純矢 高校四天王と並び称された奥川・佐々木朗・及川に先を越されたが、ここへ来て一気に追いついたような気配。本格化が近い。
桐敷拓馬 ドラフト後の秋のリーグ戦で完全試合を達成し、注目が高まっている。
【巨人】
赤星優志 オープン戦で17回15安打14奪三振3与四球2自責点防御率1、06の好成績を上げた。シーズン10勝を目指す。
翁田大勢 157キロの回転の効いたストレートを武器に、ストッパーとしての活躍を期待されている。
【広島】
小林樹斗 智弁和歌山卒業2年目の若鯉は、前田健太を彷彿させる成長カーブを描いている。夏場のローテ入りに照準を合わせたい。
松本竜也 メンタルの強さが武器の社会人出身ルーキー。中継として活躍の場が広がっている。
末包昇太 大器晩成の25歳。188センチ110キロと恵まれた身体から放たれる打球の飛距離はメジャー級だ。
【中日】
石川昂弥 今季は立浪監督がわざわざ高橋周平をセカンドにコンバートしてポジションを空けてくれた。チャンスを逃す手はない。
鵜飼航丞 4年秋のリーグ戦で、四試合連続本塁打を記録した。今が旬なので、外野手が手薄な中日はうってつけかも。
【DeNA】
知野直人 独立リーグ期待の星は、ソト、オースティンの開幕リタイアによって、チャンスが広がった。タイムリミットは二週間だ。
【オリックス】
来田涼斗 昨年は、高卒新人史上初のプロ初打席、初球本塁打でデビューを飾った。持っている男であるのは間違いない。
渡部遼人 慶大出身のスピードスター。六大学では通算24盗塁で失敗は一度もない。
【ロッテ】
松川虎生 高卒ルーキーの開幕スタメン捕手は、プロ野球史上三人目。チームの世代交代が一気に進みそう。
廣畑敦也 社会人からの即戦力投手。154キロの速球に高速スライダーを持っており、ストッパーとして期待されている。
【楽天】
安田悠馬 身長185センチ体重105キロと身体が出来上がっている。弱小リーグではあるが、大学通算32本塁打でゴジラと呼ばれていた。
【ソフトバンク】
藤井皓哉 カープをクビになって独立リーグで再起を図り、ホークス三軍相手のノーヒットノーランが認められて復帰した。
大関友久 育成ドラフト2位入団で昨年支配下登録された。順調に成長し、今年はローテーション投手の一角に。
尾形崇斗 2018年育成ドラフト1位で這い上がってきた。気持ちの強さは誰にも負けない。
【日本ハム】
北山亘義 ドラフト8位入団だが、球の威力はスゴい。思わぬ掘り出し物。
今川優馬 昨年はファームで14本塁打、打率.310の好成績を残した。新監督との相性がよさそう。
水野達稀 171センチと小柄ながら攻走守三拍子が揃った社会人出身の遊撃手。レギュラーの座が口を開けて待っている。
【西武】
水上由伸 一昨年の育成ドラフト5位で入団し、昨年六月に支配下登録され29試合に登板。今年は勝利の方程式として計算できる。
佐藤隼輔 筑波大出身のルーキーは、動作解析の第一人者川村監督の指導で野球脳が発達している。ローテーション入りで二桁勝利を目指す。
隅田知一郎 今年の大学野球出身左腕でナンバーワンの実力者。打線のいいチームなので、勝ち運にも恵まれそう。