都会のネズミと田舎のネズミ

読書ネタ、スポーツネタ、お笑いネタ、時事ネタを拾いながら、笑いの方向へと導きます。3打数1安打を目指しています。ハズレよりもアタリを読んでください。

あたらしいテレビ

もう何年も前からやっていたみたいなんだけど、毎年お正月にNHKで、その年に活躍することが期待される若者を集めた『あたらしいテレビ』という番組があります。今年は、能登半島地震の影響で1月9日の放送でしたが、例によってNHKプラスで観ることができました。

注目すべきは、起用されている顔ぶれです。
〈司会〉上白石萌音
    星街すいせい
    飯塚悟志東京03

〈ナレーター〉詩羽(水曜日のカンパネラ

〈出演〉アンジェリーナ1/3(Gacharic Spin)
    今井環
    魚豊
    蓮見翔(ダウ90000主宰)
    日比野コレコ
    白山乃愛
    福田雄一
    山崎貴

どのくらいの人をご存知でしょうか? それぞれ時代の先端を切り拓こうとする人たちです。

 

星街すいせいは、バーチャルアイドルです。こういうの、若い人は抵抗なく受け入れているらしい。

アンジェリーナ1/3(21歳)はガールズバンドのマイクパフォーマーで、トークスキルの高さを認められ、神田白山に可愛がられています。

今井環は、学生向けの映画祭に小学六年生で入賞した天才少年。

魚豊(26歳)は、人気漫画家。第26回手塚治虫文化賞マンガ大賞を受賞しています。

日比野コレコ(20歳)は、新進気鋭の小説家。芥川賞に近いところにいます。

白山乃愛(11歳)は、『Dr.チョコレート』で鮮烈なデビューを飾った東宝シンデレラオーディションの最年少グランプリ。

 

テレビが全てではなくなった時代において、いろんなジャンルで活躍する人が増えたように思います。人の顔と名前、覚えるのが大変だわ。

番組中で気になった言葉は以下のとおりです。

 

「映画とテレビの垣根がなくなってきている」(上白石萌音

「振り切った演技が出来るようになりたい」(白山乃愛)

「漫画が原作の映画では、自然な演技なんか求めていない。大袈裟が良いんだ」(福田雄一

「ペストがあの時代の芸術作品を発展させたように、コロナで内にこもって書いた人が多いような気がする」(蓮見翔)

「アイデアを思いついたら、その軸を変えずに作り続けようと思っている」(今井環)

SNSにあるものが大衆の意見だとは思わないようにしている」(魚豊)

コンプライアンスのせいで面白くなくなるわけではない。価値観は刷新されていくものである」(日比野コレコ)

「拡げ方の工夫をサボったやつが、コンプライアンスのせいだと言っているのにすぎない」(蓮見翔)

「テレビは視聴者をバカにしているし、視聴者はテレビをバカにしていることに気づくべきだ」(蓮見翔)

 

1/16までNHKプラスで視聴できます。