都会のネズミと田舎のネズミ

読書ネタ、スポーツネタ、お笑いネタ、時事ネタを拾いながら、笑いの方向へと導きます。3打数1安打を目指しています。ハズレよりもアタリを読んでください。

ツッコミのないボケは悲しい

市場で歩いていると、行商のおばちゃんに声をかけられます。

  「兄ちゃん、これいらんかね?」

うーん、兄ちゃんねぇ。
お上品な人は、お兄さんですが、これも意味は同じ。
不思議なことに、おじさんとか旦那さんとかは言いません。
兄さんで統一するよう、通達があったのかもしれません?


先日、市内某繁華街の暗がりを運行中、パトカーに呼び止められました。
若い警官が駆け寄ってきて、一言。

  「お父さん、今、一時停止しませんでしたよね?」

えー、実はこのとき、シートベルトをしていなかったし、携帯電話をいじっていたので、そのこととばかりに思っていた私は拍子抜けです。
だけど、一時停止違反については自覚がありません。
それより、お父さんって呼び方が、なんかムカつきました。

    「いいえ、私は一時停止しなかった覚えはありません。証拠はあるんですか?」
  「私たち、二人が見ていました(ここで、先輩警官にバトンタッチ)」
    「真っ暗な交差点を曲がるとき、止まらない車なんてないでしょう?大体あんなとこで電気消し    て、何してたんですか?」
  「お父さんね、一時停止というのは時速ゼロキロになることを言うんですよ」
    「そんなことくらい分かっています。私は自分が自覚していないことは認められない」
  「だから、時速ゼロキロじゃなかったんです」
    「あんたは、ダルマさんが転んだか?(ここで若い警官が噴出す)」
  「…それじゃ、今回は警告とします。一時停止を怠ると大事故に発展する#☆!$*Я~」

オレって面白いなぁと帰路に着いた次第です。


大将によれば、最近はツッコミがいなくなったんだそうです。
ウケてる芸人は、ボケばかり。
これは、テレビの字幕のせいらしい。
テロップが突っ込んでくれるから。
電波少年』あたりから、流れが加速したような…。

そうか、そうか。
一見、意地悪に見えるツッコミの役割よりも、ダメな私を演じるボケのほうが可愛がってもらえます。
何より、ボケ芸のほうが楽なんですね。同じ方向から考えていればいいので。
だけどねぇ…
欽ちゃんみたいな優しいツッコミってスタイルだって、あり得るんです。
パスが出ているところへ蹴り込まないのはちょっと…。
お笑いについて、もっと真剣に考えてほしい…って、誰に言ってるんだろう??