「ピカピッカの一年生」と聞いて、ツルッパゲを想像する人はいないでしょうけど、何が光っているのかと疑問を呈する人はいるかもしれません。
「初恋の味」は、言ったモン勝ちです。「お口の恋人」もそう。
「塵で出来た山」や「木から落ちた猿」は見たことありませんが、「猫の手も借りたい」は分かるなぁ。
言葉というものは、そのいろんな活用法を知ることで、豊かな表現が可能となるのであります。
「ご主人はサカナを釣ってきてですか?」
初めて来店された年配のお客様に尋ねられました。
「まさか。そんな時間はありませんよ。唐戸市場から仕入れています」
すると、不思議そうな顔で、こう切り返されました。
「いえ、オモテ(の看板)に『とれたて刺身定食』ってありましたからね」
なるほど、獲ってきたばかりのサカナこそが、『とれたて』です。
ってことは、誇大広告?
うーん、『比較的とれたて刺身定食』に変えるべきでしょうか?
『店主なりに思いっきり刺身定食』『もしかしたらゴキゲン刺身定食』…
それはそれで面白いか??