都会のネズミと田舎のネズミ

読書ネタ、スポーツネタ、お笑いネタ、時事ネタを拾いながら、笑いの方向へと導きます。3打数1安打を目指しています。ハズレよりもアタリを読んでください。

駐車場問題

サラリーマン時代、会社近くに行列のできるラーメン店がありました。
ある日のこと、昼食には少し早めの時間帯に、小さな子供連れの親子が座ろうとすると、
  「ウチは、小さなお子さん、お断りなんだ、すまないねぇ」
と、店主のひとこと。
ちょっと、ビックリしたものの、カウンターのみの混雑店としては、そういうものなのかとも思いました。
私には言えませんけどね、そんなこと。
子育てをする側から見える景色は、そのことについての理解が薄い人々が意外なほど多く、居心地の悪さをたびたび感じるようです。
少子高齢社会というのは、多数派の老人に優しく、子供に冷たい。
選挙権ないからなぁ。


首都圏の鉄道各社が「ベビーカーでの電車の乗り降りには注意が必要です。周りの方のお心づかいをお願いします」と利用者に呼びかけるポスターを張り出したところ、「邪魔だからベビーカーを畳め」という意見が殺到し、担当者が頭を痛めているといいます。
そもそも通勤時間帯にそんなもので乗り込んでくるのが間違いだというのが反対派の骨子であり、相手の立場を認めていないから、話がかみ合いません。
この話は、車椅子でもありまして、少数派は肩身が狭いのであります。

私の友人が二日酔いで満員電車に乗り込んで、思わず「あぁ、吐きそう」とつぶやいたところ、『十戒』のようにスペースが出来たと言ってました。
うーん、母親もそれくらいの演技力は必要でしょうね。
当然だって態度じゃなく、よろよろしながら、この子が不憫でという表情を織り込む。
だって、選挙権ないから、仕方ないねぇ。