都会のネズミと田舎のネズミ

読書ネタ、スポーツネタ、お笑いネタ、時事ネタを拾いながら、笑いの方向へと導きます。3打数1安打を目指しています。ハズレよりもアタリを読んでください。

悪い奴ほどよく眠る

前職では、保険金支払いの現場に長くおりました。
この業務は、犯罪が絡む場合があって、長くやっていると刑事の勘のようなものに磨きがかかり、ボーっとしてたら見逃してしまうようなことを看破するのが快感でした。
いやぁ、世の中、悪い奴がたくさんいるものです。
いえ、世間では、事故だと処理されているものの中に、実際は殺人だというケースが結構多いと知ったのも事実です。
警察は、ドラマと違って、よっぽど怪しくない限り、踏み込んだりしないもの。
だけど、保険会社から見れば、明らかにおかしい掛け方ってのがあるんです。
契約後、ほとんど時間が経過していないとか、収入と掛け金のバランスが悪いとか、複数の保険会社に加入しているとか。
そういった観点から、追及していこうとすると、請求を撤回してきた案件もありました。
事故が起きているのにですよ。
だから、病死はともかく、事故死については、生命保険の加入状況を詳らかにするべきだと思います。
ホーント、いっぱいあるんだから、おかしなこと。


尼崎の殺人事件は、登場人物が多過ぎて、なんだかよく分かりませんが、これにも生命保険が大きく絡んでいるのは間違いありません。
本当は、保険の新規契約のときに名寄せ依頼して、他社契約のチェックを行えばいいのに、それをすると減っちゃいますからね。
だけど、人口減少社会において、大切なのは、利益率であり、決して売上げじゃない。
だから、良質の契約を多く持つことこそ、意味があるのです。
高所得者とか、若年層とか、健康管理がしっかりしている企業だとか…。
悪いヤツを相手にし続けていると、激しく消耗します。
そういうマイナスって、案外大きいんだなぁ。